利益を最大化するためには
ファイナンシャルプランナーとして家計見直しをする際には、手元にお金が残るようにするためには、まず固定費を削減しましょうという提案から始まることが一般的である。
一方で経営のアドバイスにおいて、利益を最大化するための方法としては、固定費を削減するよりも売上高を上げることを優先的に行うことが一般的である。
売上高は客数×客単価で求めらるため、客数を増やすか客単価を上げるかによって売上高を上げることができる。
MQ会計でも出てくる利益感応分析によれば、客単価(P)を上げることが客数(Q)を増やすことよりも利益(G)を上げることができ、固定費(F)の削減は最も利益への影響が少ない。
そのため、売上を上げられない(家計においては収入を増やすことができない)制約下においては、固定費削減が効果が高いということになるが、経営においては固定費削減(例えば人件費の圧縮等)は負のループに陥ることも多いため、最後の手段であることを肝に銘じておきたい。

