高校授業料の話題が先月までニュースをにぎわせていた。
今年度は公立高校相当額の授業料について所得制限がなくなり、来年度は私立高校でも同様となる見通しである。
しかしながら、石川県内の県立高校への納入額一覧表を確認すると、授業料（月9,900円）は無償化されるが、それ以外の以下の項目の費用を合計すると、月額21,300円～26,000円が授業とは別で負担する必要がある。
- PTA会計
- 生徒会会計
- 部活動振興費
- 進路指導費
- 文化体育振興費
- 空調維持会計
- 修学旅行積立金
- 学年会費
- クラス会費
私立も同様の傾向があるとすれば、授業料無償化という言葉に踊らされることなく、かかる費用を備えられるようにしたい。
- 児童手当の積立
- 学資保険等の活用
学資保険は、利回りが低いため敬遠されることがあるが、生命保険料控除の対象となるため、控除額の上限に達していない場合には節税になる。また、学資保険の受取は一時所得になるため、多くの場合には所得税が発生しないといったメリットもあることに注目したい。